のうみそ日記

のうみその中身を記録する場所。

『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』感想

○はじめに

な…何を言ってるのかわからねーと思うがおれも何をされたのかわからなかった…頭がどうにかなりそうだった…

 

↑これに尽きます

 

○ネタバレのない感想(箇条書き)

・映画全体を通して

観終わって、1時間かけてパンフを読みながら思い出さないと分からない伏線たちが沢山ありました。謎が解けていく快感を味わえるという点で最高のミステリーでした。

 

映像美、画面構成がコマ送りして眺めたいほど素晴らしくて、それだけのためにもう一回観たいと思いました。

 

後ろに沢山書きますが、とても素敵なストーリーでした。

 

岸辺露伴(高橋一生)

泉とのやりとりが今回も最強で、とても本当に良かったです(語彙力)

泉とのやりとりが今回も最強で、とても本当に良かったです(大事なことなので2回言っておく)

 

動きと表情がいつものことながら完璧で、そんな作品がこの世にまた一つ残ったことが嬉しいハッピー。

 

・泉京香(飯豊まりえ)

ずっとかわいい。衣装全部好き。これ以上素直な人なんてどこにも存在し得ないくらい素直。私はあなたのことがとても大好きです。

 

・奈々瀬(木村文乃)

人の肌ってとんでもなく魅力に溢れているなと思いました。絵に描きたくなる人っていますよね分かります。あーー

 

・青年岸辺露伴(長尾謙杜)

なにわ男子で普段見ている最強マンネが、どうやって"そう"なるのか分からなかったのに、観たら良すぎて、私は何も分からなくなりました。岸辺露伴の青年時代があんなに純朴、、、、、。(原作みると奈々瀬を質問攻めする露伴、めっちゃ少年)

全体のストーリー分かると、どうして青年露伴があの描き方をされたのか理解できそうなので、もう一回観に行きたいです。

 

・おばあちゃん(白石加代子)

好きな俳優さんなので出演されてて嬉しい!ってなりました。配役完璧すぎ〜〜

 

 

○こっからネタバレかつ超個人的な感想

「この世で最も黒い絵」というワードから広がるミステリーサスペンス世界だ〜〜好きだ〜〜すごい〜〜と思ってしっかり楽しんでいて、今回も露伴先生偶然巻き込まれちゃったんだな、可哀想だな、と思っていたのに

 

 

仁左衛門

 

 

奈々瀬への"ヘブンズ・ドアー"の後、露伴が全てを悟って「うわぁ……」って顔したシーン、私の方がはるかに「うわぁ………………」って顔した自信があります。私の勝ち。

 

ただでさえ、青年岸辺露伴と奈々瀬のシーンの俳優二人の怪演で心をやられていたのに、「そういうこと……?」って全てを理解した瞬間、膝から崩れ落ちる気分でした。

 

なぜなら!!私はあまりにも「前世からの因縁」「血の繋がり」的な物語が好きだから!!(大声)

 

そんな映画だとは知らずに観たのに!!!!怖すぎ!!!!

 

軽い気持ちで『シン・ウルトラマン』を観に行ったら、ウルトラマンが実は高橋一生だったとき以来の恐怖(これに関しては本当に怖かった)

 

全ての恐れから、あなたを守ってあげたい」←この台詞、予告にもあったのに、、、、、全部観たら良すぎて、、、、、うわーーーーーん

 

魂に刻まれた自分の"好き"に、この後半部分が流石に刺さりすぎて、はあ。

 

パンフを読んだら"悲恋にして下さい"と言われていたそうで、すっごくそうだったな、、、、、あの時代のものとして描かれる悲恋、大好きすぎるんだよな、、、、、

 

(改めて、『おんな城主直虎』を観ないと死ねないなと思いました)

 

それを含めて、「ルーヴル美術館」という"異界"に出向いて、自分の過去とルーツと向き合って帰ってきて、「あの夏も僕にとって必要な過去の一つだ」と言わせるこの映画のストーリー。決してドラマの延長線だけではなく一つの映画として完結していて最高でした。あの原作をこう昇華させるの凄すぎる。特に、仁左衛門の部分は岸辺露伴というキャラクターへのリスペクトが込められているんだなと感じられて、すごくすごく良かったです。(原作第4部、早く読みます)

 

こういう形で、漫画原作をブラッシュアップして"ドラマ"や"映画"の枠に納めていくのは、本当に本当にすごい!!!!

 

できればもう一回はスクリーンで観ておきたいなと思いました。

 

 

○余談

高橋一生蒼井優の『ロマンスドール』という映画も好きなのですが、少しこれを思い出しました。

 

という文(↑)を書いていて思いましたが、私は「前世」どころか「あなたを描く」というテーマが好きすぎるじゃん

(ex.ヨルシカ、『今夜、世界からこの恋が消えても』、他にもあるかも知れない……)

 

 

普通に怖いよ。

 

 

あとは、「絵」を見てしまった露伴が徐々に「黒」に侵されていくという描写、

 

 

 

これに関してもとんでもなく見たことあるんだよなあ、、、、、、、(深い溜息)

 

 

 

もう嫌だ、、、、、、、

 

 

 

(ex.『犬夜叉弥勒、『神様はじめました』巴衛、『もののけ姫』アシタカ、他にもまだあるのかも知れない)

 

 

「呪いにやられるフィクションの男が好きです!」と堂々と公言していて、高橋一生という俳優のことがとても好きで、ミステリードラマが好きで、本当にこれはないよ。

 

だからこそ、

 

な…何を言ってるのかわからねーと思うがおれも何をされたのかわからなかった…頭がどうにかなりそうだった…

 

って感じです。実際頭がどうにかなったので、終映後すぐにバファリンを飲みました。

 

 

…………観てよかったです。ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

(ゼミ発表の準備を投げ捨てて観にきて、その後結局4時間もずっと映画のこと考えてこれ書いたよ。怖いね)