作詞作曲の話になったから、、、、、
作詞は良いぞ
創作は本当に精神に良いです
この話は割愛します
作詞って、何より手軽
俳句の方が手軽じゃない?と思うかもしれないが、私的には17文字で芸術点の高さを求めるのがむずいので手軽ではない
今日プレバトみてて改めて思った。俳句も奥が深いよね〜〜
なので私の場合
小説→俳句→短歌→作詞 の順で手軽
あくまで私の場合だよ!
作詞のハードルがいかに高くないかという話
私が気まぐれで作詞作曲を始めた時にダントツで影響を受けたのがYUIちゃんです
というかYUIちゃんに影響を受けてやり始めたんだな
「恋しちゃったんだ たぶん気づいてないでしょ〜🎶」のYUIちゃんです
YUIちゃんの曲、特に初期の歌詞は思ったことを本当にストレートに、そのまま書いていて、LOVEです
『RADIO』っていう1分弱?の曲があるんですけど、歌詞がこんな感じ
楽屋で初めて会ったとき
彼女はギターを弾いていた
Titleは想い出せないけど
好きな曲だった
シンプル! かわいい
そんな感じでそういう曲を死ぬほど聴いていたので自分の詞の作り方も基本的には何も考えていなくて、
自分の曲の一番のオキニで「哲学者になりたい」という曲があるのですが、出だしが
刻一刻と迫るドアの前
書いていない英文
解いていない化学式
眠りに誘われる
という歌詞で、
これはもうそのまんま、深夜に部屋のドアの前で、
「課題、やってねえな〜〜〜〜」
と思いながら座り込んでいたら眠くなってきて、
あまりにも鬱だったので全てを諦めて歌ったやつです
この曲のせいで未だにあの時の感情が思い出されて苦しくなるよ
とまあ、こんな感じで割とそのまんま歌っていい上に、
「刻一刻と迫るドア」
という意味の分からない文章を書いても許されるのが歌の詞です。
『虹の花』はキラキラテーマソングなので、割と変な言葉が無いように書いたけど、
『夜明け』だって、
カラリ、と鳴って空が照らしてしまう
ってよく考えると意味分からなくない?分からないよ
でも変な言葉の繋がり方だとしても、頭の中のイメージをそのまま出力したならそれで許されるのが歌詞です。
歌ならメロディがつくので、メロディ次第で全てが許されるってワケ⭐︎
ほら、簡単だよね
イメージの出力方法
とはいえ、”歌詞にする”っていう出力の仕方がやっぱりちょっとだけ難しいんだな
私は挑戦し始めた当初、ノートにそれっぽく好きな歌の真似をして色々書いてて、それが一冊終わって次のノートに移った時に、
「ちょっと上手くなった!」
と思ったことを覚えています
何事も、練習って大事
そんな練習の軸になるように?ハウツーを書きます
歌詞、書いてみよう!
大体歌詞ってのは
①感情
②感情を託しているモチーフ
で構成されている
米津玄師のLemonで言えば
「夢ならばどれほど良かったでしょう〜」が①で、
全体の中で「苦いレモンの匂い」「切り分けた果実の片方」が②
そこらへん、自分の好きな歌(特に感情に刺さる歌詞)を参考にしていただきながら、
・一文ずつ断片的に、イメージしてる感情をそのままを書く
(ex.幸せになりたい 楽して生きていたい)
・そこから思い浮かぶor象徴する具体物を考えて書く
(ex.ドルチェ&ガッバーナの香水/ドライフラワー/最後のキスはタバコのflaver)
という作業をコツコツ組み合わせれば、”歌詞”って感じになります
(ちなみに西野カナの「会いたくて会いたくて」①のみ。そういう歌もある)
これを一度実践して、自分の作ったものを見てみると、
「恥っっっっず」
と思うかもしれません。
そういうものです
乗り越えろ
実践!イメソンを作ろう
てなわけで自分が作ったイメソンを自ら褒めちぎりながら実践編をやっていきますわよ
先程やったことを、どうやってひとつの歌として形にしてくかって感じの話
歌詞の全体構成にはいくつかのパターンがあるので、
”イメソン”をつくるのに使いやすいパターンを説明します
①「夜明」
この曲は全体がだいぶ抽象的なので解説がむずいが、
この歌詞のパターンは言うなれば【成長タイプ】です
◾️1番Aメロ
嘘も大事なもの
けどヒトは嫌うのだと
そう教えてくれた
あなたはきっと悪い人ヒトの大事なもの
奪うとヒトは泣く
涙みせない
あなたはきっと
私と同じ
◾️1番Bメロ
夜から逃げた
世界の都合の良いように
囚われ合いの
背中
愚行ね
◾️1番サビ
ずっとヒトでないフリをして
ずっとひとりのフリをして
狡い夜が明けてく
カラリ、と鳴って
空が照らしてしまう
◾️2番Aメロ
意味の有る無しを知る
命は名前をもつ
何も教えない
あなたはとても悪い人世界の大事なもの
私の大事なもの
少しずつ解れば
いつかきっと
私も同じ
◾️2番Bメロ
夜から逃げても
ひとりじゃどうにもならないし
しがみついて
答え合わせ
これでいいじゃない
◾️落ちサビ
知らないうちに
知らないうちに
知らないうちに嘘
知ってるうちに
知ってるうちに
一度だけの
わがまま消えないねわがまま消えないで
◾️ラスサビ
ずっとヒトでないフリをして
ずっとひとりのフリをして
狡い夜が明けてく
終わらない、が許していくひとりの夜が変わっていく
ふたりの夜も変わっていく狡い夜が明けてく
カラリ、と鳴って
空が照らしてしまう
一応、銀魂・さぶのぶのイメソンってワケなので、
さぶのぶと言えば話が進むにつれて信女ちゃんの感情がちょっとずつ育っていくというのが私は最高に好きだぜ!→それを歌にするしかねえよな!となり、
なので1番は出会ったばかりの信女ちゃんと異三郎、
そこから2番の最初「意味の有る無しを知る」と入ることで、1番から時間が経過して"分岐点となる何かが起きた"後の歌詞が2番という感じになります
そして2番の最後では「これでいいじゃない」(=現状維持)という考えだったのが、
「わがまま消えないで」という態度に変化する
天才だね!
大まかな展開はそんな感じで、それっぽく”曲”を作るのに大事なのは、AメロとBメロとサビの感情の高低差ですね
これがあれば総じてそれっぽくなるのですわよ
夜明けで言うと一番重いのがBメロ
「夜から逃げた世界の都合のいいように」ですからね
感情をちょっと吐露?させてみると、こんな感じになります
Aメロは淡々としてるけど、Bメロでちょっと重くなる
それを受けて、サビはラスサビと同じ歌詞を持ってきています
Bメロより重たくするんじゃなくて、サラッとさせてみている
そういう高低差を意識してみると、結構いい感じになる
と思っています
(一番のサビとラスサビを同じにすると、おしゃれになる気がする。あと、サビを考える手間が省けるよ)
②resonance
こちらは私の最強の推しカプ、弥珊のイメソンですね
こちらは言うならば【対称/対比タイプ】の歌詞です
カプイメソンには往々にしてこちらの型が便利だと思います
イメージとして分かりやすいのは歌謡曲の男女デュエットソング。あれ
◾️1番Aメロ
夢を見た
いつもひどく暗く長い夢目を覚まして
歩く
風が心地良い午後
◾️1番Bメロ
思えば思うほど
絡まり落ちていく
約束なんてさ空に溶けるもの
◾️1番サビ
今ね、
隣に居れること
なんてことないこと
輝いて見えるの
何でだろなんてずっと思ってる息が詰まるほど
明日を望むほど
あなたの優しさ
いつもずっとずっと響いてる
いつもずっとずっと響いてる
◾️2番Aメロ
夢を見た
どこか独りずっと眠る夢
変わっていく季節
夏の木漏れ日と空
◾️2番Bメロ
気づいても分かっても
どうしようもない気持ち
手を伸ばしてみてさ
なんて思うかな
◾️2番サビ
今ね、
明日と言えること
何度だって会えること
奇跡みたいだから
大切にそっと仕舞っている雨が止まなくて
肩を抱く夜でも
あなたがいるなら
きっと大丈夫と笑ってる
◾️落ちサビ(Dメロ)
彼方の星をみて
今ここで手を握る
この手を離すことは
ずっとないの
どうしても
◾️ラスサビ
今ね、
隣に居れること
なんてことないこと
輝いて見えるの
何でだろなんてずっと思ってる息が詰まるほど
明日を望むほど
あなたの優しさ
いつもずっとずっと響いてる
いつまでもずっと響いてる
この曲では何がどう対称なのかと言うと、
1番と2番のAメロBメロがまんま対称であり対比です
「目を覚まして歩く」「変わっていく季節」
辛い記憶と現実を持つ弥勒珊瑚それぞれが、そんな中でも陽の差す道を歩いて旅をしてるってわけです。
(↑ここ、弥珊素晴らしい大好きポイント①)
そんでBメロ、
1番が珊瑚ちゃんで、
「想いを確実に自覚しながらも、未来がどうなるか分からないのでどうしようもないよな」
っていうイメージでぱらぱらっと作った感じです。
”約束が空に溶ける”という表現、ふわっと出た何も考えてないやつですが我ながらめっちゃ好き。LOVE
表現なんて、”好きか嫌いか”で良し悪しを判断すればいいと思います
2番が弥勒で、物語上結局自分たちの関係をどうするのかちゃんと言い出したのは弥勒のほう(偉いね)なので、という感じです。
そしてそして、サビ
このサビももれなく1番が珊瑚ちゃん、2番が弥勒の心イメージなのですが、特に1番のサビが落ちサビにそっくりそのまま流用しているように、自分的にとてもとても本当にお気に入り
何故かと言うと、この曲は順番に1番AメロBメロ、、、と作っていった(サビから作る時も全然ある)のですが、
サビの歌詞な〜〜? どんな雰囲気にすっか〜〜? とウンウンやった結果
輝いて見えるの
何でだろなんてずっと思ってる
になって、よっしゃーいい感じになったぞ〜と思った後から
珊瑚ちゃん、「なんでだろ」ってずっと思ってるのね😭😭😭😭😭
と急に自分で自分の歌詞に泣けてきたんですよ アホ?
そういう訳でこの歌詞、超お気に入り
こういうことが起きて、自分にとってのキャラ解釈がすごく深まるので、イメソンを作るのって本当に楽しいよ
(というわけでこの曲も一番のサビとラスサビが一緒だよ!気に入ったからね)
落ちサビは、心から二人にデュエットしてほしいなと思う歌詞にしました
草の上に並んで座って、夜空を眺めている二人の姿が好きなので。
解説こんな感じです
自分の曲、大好き!!!!
曲にするには
Q.作った歌詞に曲にメロディを付けるにはどうしたらいいんですか?
A.適当に付けます
適当に、イメージを元に作った詞を見ながら鼻歌を歌います
それをメロディにします
他にちゃんとマシなハウツーがあるのかもしれないけど、私はそんな感じです
逆に、適当に歌った鼻歌に歌詞を当てはめていく方法もあるし、
自分はよく「存在しない歌のサビ」を歌い出して、それを元に全体を作るみたいなことをしている。『resonance』は多分そうだったと思う
自分の好きな曲にメロディライン似ちゃっても全然構わずにやってみよう
まとめ
ここまでできたら教えてください!
そしたらよければ伴奏を付けます
ほら、曲になりましたね
なぜこんなに作詞作曲を薦めるのかと言うと、
例えば人に悩みを相談するときに、上手くその悩みを表現できなくて
「え〜ん、言いたいことが上手く伝えられないよ〜」
と思うことはありませんか?
これって、心の中には複雑に色んな思いが存在しているのに、
複雑な思いって「伝える文章」にするのがすごく難しいからだと思います
だけど歌詞だったら、文法にのっとらなくていいし、
何より、自分が思っていること、感じていることを遠回しな言い方したって、意味の分からない言葉の組み合わせで表現したって、なんでも許される
一文だけ言いたいことをそのまま書いて、それ以外は抽象的なフレーズで固めてもいいし、なんでもいいし
どういう形であれ、自分の中にあったものを外に”出力”すると、
「自分はこう思ってたんだ!」みたいなことが分かる瞬間があります
それにはちょっとだけ練習が必要かもしれないけど、
もし興味があったらやってみようぜ
恥ずかしくないよ
誰でもできるよ
楽しいよ
やろうよ
「作詞作曲の話をしたな?作詞作曲の話をしよう」おわり